CADデータを簡単に変換できるサービスと方法

設計者にとってCADソフトは無くてはならないツールの1つ。一方で世の中には多くのCADソフトがあり、各人で使い方や使うソフトが違うもの。そんなとき発生する問題が、「CADデータの変換」ですよね。例えば協力業者に図面作成を発注して成果物を受け取るとき、自社のCADと異なるデータで渡されても使いようがありません。ただでさえ忙しい業務の中で「dwg、dxf、jww」など様々なデータ変換に追われることも。そこで今回はCADデータが変換できるツールや方法を集めてみました。

ウェブ上でデータ変換可能「システムメトリックス」

システムメトリックスはCADシステム企画開発の専門会社です。HPには「CADデータ変換」のページが公開されています。jwwからdxf、dwgからjwwなどかゆい所に手が届くサービス。しかも無料で利用することが可能ですが、会員登録が必要です。データ変換は1日に10回までと制限があります。また一度に変換できる限度は5MBですから、使いすぎには注意したいですね。但し、本サービスは有料版にアップグレードも可能です。使いやすいサービスだと感じたら有料版も視野に入れたいですね。

jwwCAD―dxfファイルに一括変換できる

多数あるCADソフトの中でJw_cadは最もシェアの高いソフトです。豊富な機能で操作性も抜群、しかも無料のツールです。また無料のCADソフトのため、多くの方が使い方やテクニックをウェブ上で公開しています。一方、Autocadも比較的シェアが高いソフトですが、先ほどのJw_cadとは相性が悪く、Autocadはjwwを直接読み込むことができません。そのためdxfという拡張子に変換する必要があります。このjwwからdxfへの変換は、Jw_cadに便利な機能が備わっています。

まずJw_cadを開きます。次に「ファイル操作」⇒「ファイル一括変換」をクリックしてください。なんと、ファイル一括変換を使えば面倒な変換作業を一括で行えます。図面データは1枚毎に分ける場合が多いので、一括変換できる機能は重宝します。この機能を使えば他の変換ツールは必要ありませんね。但し変換できる拡張子には限りがあるので注意しましょう。

まとめ

今回はCADデータの変換についてまとめました。CADデータは社外から受領することや、送ることが多いもの。そんなときCADソフトの違いにより、データ変換が必要となります。CADデータ変換の方法として参考になれば幸いです。


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medium はじめまして。tyazukeと申します。建築設計事務所5年努めておりました。その後、建築に関する記事・執筆を多数行っております。
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