Aさん(お客様対応・元設計事務所運営)司会
Bさん(インスタ担当・暮らしのあれこれが好き◎)
Cさん(間取りチェック・二級建築士)
A:今日はmadreeの【間取り図作成依頼】を請け負ってくださる建築家さん向け座談会ということで、「コンペで選ばれやすい間取り」、「お客様のご感想」、「マドリー事務局が好きだった建築家さん」などについて話していきたいと思います。
BC:わーーい(拍手)
B:とても楽しく間取りを選んでインスタに投稿させてもらってます。建築家さんならではのこだわりポイントをいかにユーザーさんにお伝えするか、いつも試行錯誤しています~。
C:敷地が狭かったり要望が多かったりしても、間取りにギュギュっとお客様の夢が詰まっていると感動します!仕事が大変な時もシビれる間取りに元気をいただいてますね。
A:さあまずは【コンペで選ばれやすい間取り】ということで、間取りチェック担当のCさんいかがでしょう。
C:そうですね。ポイントは「スマホでの見やすさ」「お客様のご要望」「オリジナリティ」の3つかな、と思っています。
A:なるほど。では1つずつ順番にお話ししていきましょうか。まずは「スマホでの見やすさ」ですね。具体的にこの建築家さんの図面は見やすいよ、というのはありますか?
C:スマホの画面から見やすいのはK-Archiさんでしょうか。水回り、居室、収納とそれぞれ部屋の性質によって色分けされているから分かりやすい。添景や文字の書き込みも多すぎず少なすぎずベストなバランスだと感心しきりです。
A:確かに並べてみたときに色が付いてる図面は見やすいですね。
ご提案したときに「水回りがまとまっていて家事がラクそう!」とか、「ここの収納が便利そう!」とか伝わってる感覚があります。
分かりやすい表現というのはマドリーのコンペのキーポイントだと思います。
A:【スマホでご提案+図面を見慣れていない】という部分が大切なのかもしれませんね。色だけでなく、暮らしのイメージが沸くような添景なんかもあると伝わりやすい図面になりますよね。
K-Archiさんの図面。水回りが水色、収納は黄色と色分けされていて見やすい。
A:続いては「お客様のご要望」ですね。
C:はい。お客さまは建築家さんに間取りを作っていただけるということと、憧れのマイホームへの第一歩を踏み出すということでとても期待感を持ってご依頼下さるんですね。
そして夢いっぱいご要望いっぱいで間取りの完成を心待ちにされているので、ご自身の要望が間取りに取り入れられているかはよく見てらっしゃいます。
B:なるほど!
ぼくはインスタユーザーさんに分かりやすく伝えるため、間取りの一部にフォーカスして見ているんですがお客様は自分のおうちだから隅々までチェックしますよね。
C:そうなんです。
だから自分の要望がどれだけ叶えられたか、そして予算に見合った内容か、ということも気にしてらっしゃいます。
studio1209さんは図面が細かく書き込まれていてデザイン性が高いだけじゃなくて、お客さまのご要望をすごくうまく汲み取って間取りに落とし込んでるんですよね。そこそう収めたか!!!みたいな。
studio1209さんの図面。お客さまの要望がふんだんに詰め込まれている。
A:なるほど。
今はスマホでいろんな情報が手に入るから、こんなことをすると予算が上がるっていうのはお客様もご存知ですよね。
建築家さんらしい個性ある間取りは嬉しいけど予算的に厳しいです、というご意見もいただきますね。
B:お客さまは自分の家だから、シビアに見てるんですね~。
A:でも間取りの「オリジナリティ」も求められているんですよね?
C:そうですね。予算を考慮しつつオリジナリティも必要ってすごく難易度が高いと思うんですが、お客様のご感想には「自分たちらしいオリジナリティのある間取りで嬉しかった」というものも多いんです。
B:僕はアーキテクチュア@イズムさんが好きで、動線がコンパクトだったり回遊導線のある間取りを度々インスタでも取り上げてるんですが、それだけじゃなくてさりげなく床下収納が設えてあったりするんですよね。
A:お客様に喜ばれる間取りは、各部屋の配置のアイディアだけじゃなくて、ちょっとしたカウンターがあったり、本棚を設けていたりといった小さな工夫も随所にありますよね。
アーキテクチュア@イズムさんの間取り。 無駄がなく、家事動線がよく考えられている。キッチン脇のカウンターや床下収納のしつらえも◎
C:私が見ていて住みたい!って思うのはihkmさんの間取りですね。
図面がきれいなのはもちろんなんですが、床材が工夫されていたり、開口の高さや大きさを工夫して視線の抜けや風の流れを意識していたりして、提出は間取り図だけなのに立面断面も目に浮かぶんですよね。コンセプトの文章が上手いというのもあると思います。
窓の高さや視線の抜け、空間の広がりはコンセプト文章で想像を膨らませてもらうのも◎。
A:ではこれからmadreeの依頼に応募してみようという方は何を参考にするのがいいでしょうか?
B:madreeのHP(https://madree.jp/)をチェックしてもらうのはアリかな、と思います。
C:上手い人のプランを参考にしてもらってもいいかもしれません。コンペに応募すると、自分が応募したコンペに参加した人全員の提案を見れるんです。
B:インスタでは〇月の人気間取り1~3位といった企画もやっているので、なにか参考になるかもしれません。
インスタ企画 6月の人気間取り1~3位
A:よく分かりました!
色々話しましたが、いつもご応募くださる建築家の皆さんに「madreeスタッフはしっかり見てますよー&とっても感謝してますよー」ということが伝われば嬉しいですね。
C:正直全然話し足りないですけどね!それぞれ好きな建築家さんがたくさんいすぎて話が止まらない(笑)
A:それでは第2回も開催しましょう(笑)そして新しい方たちにもどんどんトライしていただけると嬉しいです。これからも素敵な間取り、お待ちしています!本日はありがとうございました。
BC:ありがとうございましたー(拍手)
第3回はスタジオアンビルト代表インタビュー。間取りを飛び出して?東京から地方へ?madreeの今後の展望をお届けします!
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